2001.6.28-2(Thu.)
・前書きで自由だと言ったにもかかわらず、既に「日記」に縛られていた。
 書きたいときに書くのだから、別に日分けしなくても、一日に何回も書けるのではないか。まさかこんなことで無意識のうちに縛られていたとは。心理学のおもしろそうなテーマじゃないか。





2001.10.11(Thu.)
・思うところみな無常である。どんな強烈な感情でも過ぎれば記憶となり、再起など出来るはずがない。しかし業は別である。阿頼耶識に蓄えられた業種子は形を変えても永遠に残る。因果の道理が更々わからなくても、今のこの状態を想像するだけでも、聞かずば地獄、聞いても地獄なのは間違いない。今、こんな心境でどうして真剣に聞けるだろうか。





2001.10.16(Tue.)
・ちょっとした空想の話です。
 ある科学者に尋ねました。「あなたはどうしてこの道を志したのですか?」科学者、「それは、そう、アイザック・ニュートンの”万有引力の法則”や、アルバート・アインシュタインの”相対性理論”のように、全宇宙、時空の彼方まで通用している真理を明らかにする為です。」「それは素晴らしい。では、それが明らかになるとどうなるのですか?」「それは、きっと全てが晴れ渡り幸せな時間が続くでしょう」「それはあなたが、ですか?」「いえ、真理ですから全ての人が、です」「では、全ての人が幸せになるにはそうすればいいのに、どうしてほとんどの人はそうしないのですか?」「きっと知らないからです」「そうですか、では今あなたは幸せではないんですね?」「はい、確かにそうですが、その目的に向かっている今は、また幸せと言えます。」「その目的というのは、あなたが生まれてきてすべきこと、ということですか?」「はい」「突然、水を差す様で失礼ですが、しかしあのダーウィンは”進化論”を明らかにしたにもかかわらず、『自分が事実の山をすりつぶして、一般法則をしぼりだす機械か何かになったような気がする』と言ってますし、アインシュタインも『人生の意義に答えるのが宗教だ』と、人生の目的は科学ではないと言ってますよ」「それはつまり、全てを明らかにしていないからです。まだ明らかにされていないことがあるから、彼らはまだ幸せではなかったのです。」「しかし、それではいつ我々は幸せになれるのですか?真理の数は限りないと思うのですが」「…」「するとあなたは、生きているうちには幸せにはなりませんよ、それどころか、全ての真理を明らかにした時、もう人類いないかもしれませんね。それでもあなたは絶対に求まらぬ道を求めるのですか?」「しかしそんなことを言えば、幸せになる道などありえない」「ということは、あなたの考える、もしくは人間の考える幸せへの道というのは、この程度なのですね。」「ずっと続く幸せなどありえない、ということですね」「…」
 反論はあるだろうから、詳しくはHPび作りたいと思う。
 そろそろ自分のページを持ちたいし。





2001.12.18(Tue.)
・先日、初めて小説を投稿した。少しばかりでも、自信があるから投稿したのであるが、実際のところあまりうけないと思う。推敲に推敲を重ねた自分なりの力作であるが、そのために読みにくい。初めて見る人にはすっきりしないかもしれない。北日本新聞の掌編小説は朝刊だ。朝の忙しい時間では、咀嚼しないと理解しにくい文章を読みきるのは難しい。朝から消化不良を起こす。選考員がそこまで考えるかどうかわからないが、たくさんの寄稿の中の一つである。スッと入ってこないものは却下かもしれない。
 いずれにせよ、投稿した事実の記録という形で今回は書いた。作品は「未題」。
 小説を書いている内向的な少年と、それをからかいつつ感心する現代的無気力感漂う少年の掛け合い。内容はそんな感じで最後にちょっとした色を付けた(アクセントを置いた?)作品だ。見る人が見れば平易で青臭い作品かもしれない。
 一応小説家志望なのだが、今まで完成にこぎつけた作品が、残っていないものも含めて4作というのは寂しい。今までの19年間で、である。「とりあえず最後まで書き上げてみろ」と誰か言っていたが、なるほどそうかもしれない。






2001.12.22(Fri.)
・長期休みで家を空ける為、そうじをした。し終わると、急に家に帰りたくなってきた。今すぐにでも荷物をまとめて電車に乗りたかった。
 明日の、のぞみセミナーには行きたくない。何の準備もしていない。もはや気がないのだ。本当は早く辞めたくてしょうがない。それなのにまだ何も言えてない。自分の意気地なさには呆れる。何の為に木、金と大学サボってまで時間空けたのか、何の為に1ヵ月半我慢したのか。嫌なことから逃げ続けるのはもう終わりにしたい。悔やんだときには、もうチャンスはなくなっていたのだから。
 ああ、実家に帰りたい。
・強気の態度、というのはあまり取りたくない。毅然とした態度と言うのは、僕に言わせれば憮然だ(?)。何でことを構えるのに少し怒らなければならないのか、格好悪い。しかしそれは僕に出来ないことであるからこう言うのであって、本当は理想なのかもしれない。
 僕が出来るとすれば、弱気に出ること。根は曲げずに、である。つまり長期戦だ。