(シュタイン):みなさん ごきげんよう。

(WM教授):ヒャッホーイ!!ここはゴキゲンなサイトさー!寒さにすさんだこのご時世、HOTにするぜーぃ!

:なんすか?いきなり。

:サムイけどゴキゲンなのさー!

:サムくても ゴキゲンなところではありませんよ、ここは。

:HOTにするぜー!

:なりませんて。へんなきたいを いだかれてしまいますよ。

:今年は暖冬だからなー!

:それでもHOTにはならないでしょう。

:ゴキゲンさー!

:しつこい!
ズシュッ!
:まったく まとをえてませんから、やめてくださいよ。すすまないでしょう。

:多少過ぎたところがないと、世の中渡っていけんぞ。

:なに しったふうなくち きいてるんです。あぶらうってないで しつもんにこたえてください。

>ワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」に出てくるワルキューレ騎行って曲、何ですか?
>よく聞くんですが。
>                19歳男


:それだけ知ってりゃ問題ないだろ。

:そんなこと いわずに こたえてくださいよ。

:大体何ですかって何だよ。

:しってること あらいざらい はいちゃえばいいんだよ。

:そういや「19歳男」はもうすぐ「20歳男」になるが、皆のもの、くれぐれも間違えるなよ、これは易鳥(イスカ:管理人)の自作自演だからな。

:そうですね。って、だっせんしない!

:「ニーベルングの指環」っていえば、そりゃあ史上最長の楽劇だ。4夜(4日間)にわけて上演される「指環」の総上演時間は14時間以上にもなるという。

:みてるほうも えんじるほうも やってられませんね。

:しかもワーグナーに至ってはそれを26年かけて執筆したっていうんだから、半端じゃない。

:もうライフワークじゃないですか。ワーカホリックにもほどがある。

:ワーカホリックは少し違うだろ。だが、彼は間に「ニュルンベルクのマイスタージンガー」という、名前は長いが軽快で受けやすいやつも出してたりするな。

:いきぬきも かげきって、それこそまさしく しごとちゅうどく ですよ。

:ワーグナーは今回の議題じゃないから捨て置いて、「指環」の内容を簡単に紹介しよう。舞台は北欧神話の神々の時代、主神ヴォータンの(気まぐれといってもよいほどの)采配の悪さによって神々が没落していく話だ。

:てみじかすぎです。しかし、まぬけそうなカミサマですね。

:あこら辺の神話の神はかなり人間臭いからな。もと巨人族だし(ギリシャ神話)。

:ジャビットくんて うさぎですよね。

:そしてこの話の1夜(2部)があの「ワルキューレ」なわけだ。

:ワルキューレってのは「ヴォータンと地の神エルダの間に生まれた9人の女神」で、なんでも「死んだ英雄の魂を神々の住むヴァルハラ宮殿に連れてくる役目」をもっているそうです。

:それは私のセリフだ。無視したからって、人の言葉を先に言うな。

:いえいえ、こんなところに かみが おちてたもんですから。もしかしてカンペ…
ドカッ!
:それは私の知性の切れ端だ!薄汚い口でくわえるな。
 っで、その「ワルキューレ」の前奏曲がワルキューレ騎行とか呼ばれている、それだ。コッポラの戦争映画「地獄の黙示録」冒頭でカッチョいいシーンを演出していたりする。

:ヘリがジャングルじょうくうを とんでくんですよね。

:ここまで長くなったついでだ。2話「ワルキューレ」の内容を簡単に説明しよう。ヴォータンは諸事情から不貞を働き人間との間に男女の双子(ジークムント、ジークリンデ)をもうけた。しかしヴォータンは嫉妬深い正妻フリッカの怒りを買い、ジークムントが(これまた諸事情から)決闘することとなったとき、ジークムントを敗北させることを約束してしまう。その命を受けたのがワルキューレの一人、ヴォータンに寵愛されていたブリュンヒルデだった。しかしこれまたややこしいかな、ブリュンヒルデはヴォータンの心情を察してジークムントに味方してしまう。ヴォータンは命令に従わなかった愛娘を泣く泣く(?)眠らせ、岩山の中に閉じ込め、そこを火で囲んで罰した。一方ジークムントはどうしたかというと、双子の妹ジークリンデとの間に子供を作った(!)。そしてその子供が、この「指環物語」の主人公ジークフリートだったのだ。→2夜(3部)に続く。

:ながーい!

:今日はこれにておしまい。

     つづく
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第20回